1月・2月の本(12/12)

乱反射ポリアンナの青春 (岩波少年文庫)真綿荘の住人たち別冊 図書館戦争〈1〉追憶のかけら3652―伊坂幸太郎エッセイ集
伊坂幸太郎---デビュー10年新たなる決意 (文藝別冊)うさぎパン (ダ・ヴィンチブックス)
この世は二人組ではできあがらない終点のあの子
仏果を得ず女流阿房列車
読んだ本の記録は2ヶ月ごとにまとめることにしよう。
最近は読んだ本の当たり率がかなり高い。というか、毎日同じような生活をしているから、いろんなことをしたり見た気にさせてくれたり、奥のほうにしまってあった感情を揺さぶってくれる読書のすばらしさを改めて実感しているというのが本当のところか。
・最近、貫井徳郎を見直そうブームが来ていて、少しずつ読んでいる。「慟哭」を超える作品はない!って思ってたけど、「追憶のかけら」は作中に出てくるある作家の未発表手記にぐいぐい引き込まれ、最後のほうは深夜、すやすや眠る息子の横で嗚咽しながら読みました。
三浦しをん、大好きな作家だけど文楽とか興味ないなぁと思いながら読み始めた「仏果を得ず」・・・おもしろかった!やっぱりこのひとの描く登場人物はみんな愛すべき人たちばかりで、いつの間にかすごい思い入れを持ちながら読んでしまうんだよなぁ。こうやって、自分の興味がなかった世界への扉を開いてくれるのも本のすごさ。
・あと伊坂さん!エッセイからじわじわ滲み出す人柄がしみじみいいんだよなぁ。お父さんのエピソードとか、きゅんとする。この人のユーモアが好き。