眠れない

昨日、今日と2日間、朝から夜まで出かけていたので眠くて仕方なかったのだけど、たまたまチャンネルを合わせたNHKで「手塚治虫創作の秘密」(1986年制作)を見て目が覚めてしまった。少し前に同じくNHKの「プロフェッショナル」で宮崎駿の密着取材を見たときもそうだったのだけど、常に締め切りに追われ、密室の中で自分をすり減らしながらモノを生み出し続け続ける姿は、見ていてとにかく苦しかった。100歳まで生きて漫画を描き続けたいと言っていた彼は、この番組が制作された年の3年後にたった60歳の若さで亡くなった。Wikipediaによると最期の言葉は「仕事をする。仕事をさせてくれ。」。家族はどんな思いでその言葉を受け取ったのだろう。もし今、手塚治虫が生きていたら今の漫画界、アニメ界はどうなっていたのだろう。自分でもよくわからないのだけど、見終わった後、涙が出てきて、でもこの感情が何なのかよくわからなくて、とりあえずパソコンに向かっている。